腎臓、尿管、膀胱、尿道のどこかから出血していると、血尿となります。
出血量が多いと、尿の色はきれいな赤い色、褐色、時には赤ブドウ酒のような色になるので、目で見ても分かります。
<血尿の原因>
1)慢性糸球体腎炎
2)全身疾患による腎病変
2)尿路結石
3)尿路感染症
4)尿路腫瘍(癌)
5)腎血管の異常や遊走腎など
尿が明らかに赤いとか濃い紅茶のような色の場合は、「肉眼的血尿」といいます。 一度でもこういう尿が出たら、出来るだけ早く泌尿器科専門医を受診してください。
一般に、血尿は健康な人にはありませんが、女性では生理の出血や下り物(帯下)が 尿に混じって潜血反応(+)と診断されることがあるので、尿を採る時に注意して下さい。
また、血尿ではないのですが、便秘の薬やビタミン剤などを服用していると、赤い色の尿が出ることがあります。