すその方から何か下がってきた（下垂感）、ピンポン玉のようなものがはさまっている、何か触れる。お風呂に入った時や、寝ている時はもとに戻るが、昼～夕になると悪化する。座っている時はいいけど、立つと下がってくる。
こういった自覚症状がある方は、骨盤性器脱の可能性があります。

骨盤性器脱

上記のような自覚症状がある方は、骨盤性器脱といい、膣から膀胱、子宮、直腸などの骨盤内臓器が垂れ下がってきている可能性があります。初期段階では、いつも出ていることはありませんが、そのままにしていると、ずっと出たままになることもあります。下垂感が持続すると、頻尿、残尿感、夜間尿頻尿を自覚されたり、尿閉（うまく尿を出せない）になる方もいます。原因の一つは自然分娩がです。下からの分娩により、骨盤内臓器を支えている組織が弱くなり、上記のような状態になると考えられております。分娩回数が増えると症状を自覚される方が多くなる傾向があります。

骨盤内臓器の、何が、どれくらい、下がってきているかで治療法が変わってきます。

治療法

下垂感のみ：骨盤底筋群運動、漢方
出てきているものが触れる：リングペッサリー
根本治療：手術療法　

状態やご希望により治療法が異なります。
多くの女性が我慢しておりますが、対処法はありますのでご相談して下さい。