閉経後の出血はこわい?

閉経前後は、女性ホルモンの乱れによる月経回数の変化(多かったり少なかったり)なのか、不正出血(病気が隠れている出血)なのか、判断が難しいと思います。どちらかは診察してみないと分からないことも多く、本当に悪性の病気が隠れていることもあります。

膣内の炎症(膣炎)であれば、あまり問題にはなりませんが、悪性疾患(子宮体がん、子宮頸がん)が原因であることもあります。

”また生理が再開したと思っていた”、”たまにしか出血していなかったから様子をみていた”、”怖くて受診できなかった” とおっしゃられる方がいらっしゃいます。

炎症であれば問題にはなりませんが、悪性疾患を半年以上放置すると、進行がんとなり、取り返しがつかなくなってしまいます。

”子宮体がん” のは50~60代の閉経前後の方に多い病気で、初期症状は、”不正な出血” です。初期で診断され治療ができると命にかかわることはありません。しかし、進行がんになってしまうと、治療自体が難しくなってしまうこともあります。

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