更年期漢方薬の『ラムールQ』は、『ツムラ』歴史のはじまり?

更年期障害の市販漢方では『命の母A』が有名ですが、ツムラからも、女性薬として『ラムールQ』という商品が販売されております。

『命の母』には120年の歴史がありますが、実は、『ラムールQ』にも130年の歴史があります。

『ラムールQ』の原型となっている漢方は、『中将湯』の名前の由来は、薬を作った『中将姫』です。

747年『中将姫』は、藤原鎌足の曾孫である藤原豊成の娘として生まれましたが、5歳の時に母親を亡くし、継母に追いやられ、16歳で出家します。

その後、薬などの勉学に励み、婦人病に効く秘薬『中将湯』の基礎となる薬を作りました。母親に追いやられたあと、お世話になったのが、津村重舎(現ツムラの前身・津村順天堂の創業者)の実家である藤原家でした。『中将姫』は、この秘薬を藤原家に伝え、藤原家家伝の薬『中将湯』となりました。

その後、津村重舎翁がこの秘薬を譲り受け、桂枝茯苓丸四物湯人参湯に香附子、黄連、丁子、陳皮などを加えて、どんな体質の女性でも内服できるようしました。

1893年 津村重舎は、東京日本橋に『中将湯本舗津村順天堂』の看板をかかげ、婦人薬『中将湯』を販売開始。新聞広告、看板、イルミネーションなどの広告を全国で行い、『中将湯』はまたたく間に有名になりました。

1988年 『津村順天堂』『株式会社ツムラ』に社名を変更しました。

その後、『中将湯』錠剤化したのが『ラムール』で、ビタミン等を追加されのが『ラールQ』です。

『ラムールQ』には、女性ホルモンによる乱れを改善する、『月経』や『更年期』にまつわる不調を改善する漢方薬ですが、こんな特徴があります。

① 三大女性漢方である、『当帰芍薬散』『桂枝茯苓丸』『加味逍遙散』をバランスよく配合。特に、『桂枝茯苓丸』の生薬はすべて入っています。

② 胃薬である『人参湯』が入っている。

③ 『四物湯』が入っており、貧血症状、肌荒れ、シミ、抜けが、冷えなどの改善を期待できる。

④ 鎮痛作用(エンゴサク)と、鎮静作用(カノコソウ)が入っており、心の体の痛みを取ってくれる。

⑤ 女性に必要なビタミン剤が入っている。

⑥ 下剤効果のある、センナが入っている

⑦ 一回2錠、一日2回の内服でOK。

 『ラムールQ』と『命の母A』の、生薬やビタミンは似ておりますが、以下のような違いがありますので、どちらか迷ったら参考にしてもらえるかもしれません。

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